寳示戸 愛子寳示戸 愛子
寶示戸 愛子
日清製粉株式会社 東部テクニカルセンター
2007年入社 応用生命化学専攻

入社動機とこれまでの仕事について

子供の頃は動物が好きで獣医になりたいと考えていました。ただ、大学に進学する頃になると、治療より“予防”に携わりたいと思うようになり、就職活動ではさらにその手前にある“食”に興味が移っていました。ずっと食べることが大好きで、母がよく家でパンを焼いてくれていたことも影響していると思います。また、小麦粉はパンや麺、菓子だけでなく、てんぷらの衣など、様々な食べ物に形を変えるため、ほとんどの人が1日に1度は食卓で口にする食材です。そうした“食”への幅広い関わり方、世の中の人々に与える影響の大きさも、業界NO.1の日清製粉に入社を決めた理由の一つです。入社後は一貫して「小麦粉からパンを作ること」に関わる仕事をしています。パン作りは生地のこね方、切り方のちょっとした違いで見た目から味香り食感まで変わってくる奥の深い世界です。1年目は朝早くから出社してオーブンを温めたり、先輩の技術を目で見て、手で盗んだりといった修行中の職人のような生活を送っていました。モノづくりは嫌いではなかったですし、そのすべての作業に意味や価値を見出すことができました。

社員インタビュー1

現在の仕事とそのやりがいについて

現在は、東日本エリアの製パンメーカー様やリテール(小売)ベーカリー様をお客様として、パン作りの技術サポートを担当しています。具体的には3つ。1つ目は、お客様に納める小麦粉の品質管理のために実際にパンを作って品質を確認する業務。季節ごとに微妙に変化する小麦粉のクセをお伝えするためです。2つ目は、当社の小麦粉を使用したパンの製法(レシピ)のご提案。特に印象に残っているのは、大手の製パンメーカー様から新商品のレシピ開発のご依頼を受けた時のことです。異なる視点、経験を持ったメンバー数人でチームを組み、何度も試作品をつくり、試食しては作り直すといった作業を繰り返しました。この時は「自信があるものを出したい」とこだわり抜き、その結果、特許申請を行うような新しい技術まで生まれたのです。さらに、その出来栄えにお客様も大変喜んでくださり、私たちも納得いくまで粘って本当に良かったと思うことができました。そして、3つ目の業務は、お客様がより美味しく安定した商品が作れるよう、パン作りの技術に関する勉強会を開催することです。参加していただいたお客様と信頼関係を築きながら、パン業界全体の底上げをすることで小麦粉の需要が伸び、日清製粉に対しても信頼を高めることができたら嬉しいですね。

社員インタビュー2

今後の目標、当社の魅力について

今後はお客様の要望や期待により応えていくために、小麦粉や生産ラインの知識をもっと深めたいと思います。さらに、生地の見極めといった技術的な部分も磨いていきたいです。小麦が小麦粉になるまでのプロセスもきちんと勉強したいですね。また、当社の魅力は、尊敬する先輩や上司に恵まれているところでもあります。考え方や仕事への向き合い方など、人間的にも技術的にも尊敬でき、目指すべき方向性を示してくれます。特に今の部署ではチーム一丸となって仕事をする機会が多いのですが、ほどよい緊張感を持ちつつも、冗談を言い合えるバランスもあるチームワークの良い職場で、楽しく働くことができています。

社員インタビュー3

1日の仕事の流れ

09:00 出社
09:15 パンの試作開始
(試作の合間にメールチェック、お客様へのお電話など)
12:00 昼食
15:00 前日の試作品の確認、改良点についてディスカッション、
もしくは外出、お客様との商談など
17:30 退社
社員インタビュー4

※所属部署は取材当時

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寶示戸 愛子
一日一日の積み重ねをお客さまの力に変える

パンは誰にでも簡単に作れると思われがちですが、生地の見極めなど職人的な要素(経験、感覚、センス)が求められます。もちろん私も会社に入ってから初めてパン作りを習ったのですが、毎日の少しずつの積み重ねこそが、パン作り、小麦粉や生地を見極めるために重要だと振り返ってみて思います。その技術に向き合って自分を高めていくことで、お客様と会話ができるようになり、役に立ち、最終的にお客様の力に変えていくことができると思います。